1957年~1960年、Vogue社より発売されたJill/ジル
この子は赤毛がかったダーティーブロンドで、1958~1960年の間に製造されたものと思われます。1957年の初年度製造の子だけが背中のマークが違い、「JILL/VOGUE DOLLS/MADE IN U.S.A./1957」と書かれていて、それ以降のものは「JILL/VOGUE DOLLS INC/MADE IN U.S.A./1957」と、INCの文字が入っているとのことです。うちにはジル姉さんが4人いますが、1人だけが1957年のようです。
この子は4人の中で一番新入りなのですが、何に惹かれたかと申しますと・・・手作りっぽいシンプルドレスと、謎の朱色のチョーカー
ドレスはほつれをちょこっと直しましたが・・・朱のチョーカーは・・・「愛しい人への永遠の誓い」・・・などと勝手に妄想して(*≧▽≦)、お迎えしたときのままの状態です。
ジルは体長10.5インチ、ハードプラスティック製、ウィッグ、スリープアイ、足はひざにも関節があり、手足の爪には赤いネールポリッシュが施されています。
Ginny/ジニーのティーンエージャーの姉、という設定で発売され、他のティーンエージドールとともにポピュラーな存在でしたが、1959年のバービーの登場により人気は後退、1960年で製造が終了しました。
バービーのせいで消えていったお人形って多いんですよね・・・。
1962年から1965年までボディーがビニール製、髪が植毛になりAll New Jillの名で再生産されましたが、このビニール製ジルはハードプラスティックジルとは別人になってしまっており、とっても俗っぽい・・・。
わたし的には可憐で清楚なハードプラのジルの方が断然好きです。
2011年にプラスティックジルのリプロダクションが発売され、こちらは1957年のオリジナルジルを忠実に再現していますが・・・
やはりリプロはリプロ、違うんですよね、微妙に。
1950年代のハードプラスティックドールの中でもこのジルは当時のジニーと並んで高品質、人形の中の人形と言えるでしょう。
もうジニーとジルは何体でも欲しい~(^^)
意地悪顔のジニーの姉にしてはものすごく性格がよさそうでしょう?
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家のツリーのライト、昨年まではカラフルライトでしたが、今年はシルバーオンリーのオーナメントに合わせ、色なしにしてみました。
やっぱりライトをつけると気分が盛り上がりますね~