恐怖のサイエンスフェア
2018年 03月 17日
こんなものとはミドルスクール卒業とともに縁が切れたと思っていたんですがね・・・
私立のミドルスクールから公立のハイスクールになり、やったー、サイエンスフェアは自由参加!もうあんな大がかりなことをやらなくていい!と思ったのもつかの間、今年は急遽、校長から「今セメスター、サイエンスのクラスをとっている生徒は全員参加すべし」というおふれがあり、ただでさえ時間がないのにサイエンスのお題を考え、計画し、材料をそろえ、研究、レポートを書き、プリントアウトした研究内容や写真でボードを仕上げ・・・
まあ小さい頃は全面的に手伝いもしましたが、今は自分でやれるので放っておけばいいのですがね。
助手としてちょこっとは手伝わされるわけです。
そして研究が終わるまでは助手としても落ち着かないわけです。
ところでサイエンスフェアというものは小学生くらいまではネットで検索したその辺に転がっているようなお題を見つけてきて、親も手伝い実験したものを自分の研究として発表するのもアリなのですが・・・。
中学くらいになると、自分で考えた実験にステップアップするわけです。
で、今回は高校生になって初の研究、時間もないのに気合を入れないといけないわけです。
アメリカ本土に比べると、こんな資料も施設も何にもない島で、やれることは限られてしまうのですけれどね。
今年はいつもの年に増して忙しく、気力も体力も財力(これは初めからないが)も力尽きて来つつあった私は、ファーストプライオリティでも何でもないサイエンスフェアは、手抜きでさらっと流すように片付けちゃえ~、と弱気な提案をしてしまいました。
ところが、まだ若く気力も体力もある娘は、「やるからにはベストを尽くす」なんて、私が子供達に言い続けてきたセリフを、逆に言われてしまったのです。
おやまあ、立派に成長したと、うれしくもあり、
チッ、面倒だな、という本音もあり。
さて・・・
その娘が考えた研究そのというのというのが・・・
何と、ウジを使う研究だったのです。
ウジって、抹茶じゃあ ありません、あの、ハエの幼虫です。
ハエの幼虫はその辺で拾ってくるわけではなく、ハエが卵を産むところから始めるわけです。
彼女のお題に凍り付いた私は、一瞬耳を疑い(というのも娘は虫が大嫌いですから。そして私はもっと嫌いですから!)、断固反対したのですが、上の娘と違い一度言い始めたら聞かないところのある下の娘に、結局のところ負けてしまいました。
気持ち悪いので詳しくは書きませんが、実験は・・・ある意味神秘的でした。
そして大変勉強になりました。
そして自称「虫フォビア」の私は、2週間ほど普通の食事が取れなくなってしまいました。
吐き気ではなく、食べようとしたら胃がチクチク痛むのです。
これには我ながら驚きました。
腐ったもの食べても平気な胃の持ち主なのにです。
悩みがあってもよく眠れる神経の持ち主なのにです。
今までも虫を使った課題をこなして来たのに、こんなことになったのは初です。
まあすぐ治りましたがね。
サイエンスフェアは勝ち残ってしまい、先週はリージョナルに参加でした。
来年こそはきれいなお題がいいなあ
by nemurijima
| 2018-03-17 14:36
| 娘達
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