卒業式の花冠とレイ
2016年 05月 17日
卒業シーズン到来です。
明後日の木曜は下の娘のミドルスクール卒業式。
アメリカでは中学生はグラジュエーションと言わず、プロモーションと言います。
レイは式の最中は2つまで着用可、と決められていました。 ・・・と言いますのも、レイが多すぎると本人が埋もれてしまうため。
上の娘の時は高校生の卒業式なんて初めてでしたので、「レイで埋もれてしまうなんて有り得ない~」と不思議に思っておりましたが・・・
レイは草花で作ったものの他、キャンディ、お金(お札)、リボン、貝殻を使ったものなど、いろいろあります。 お札で作ったのものというのは、見た目がめちゃめちゃ現金なので優美を好む日本人の好みには合わないかもしれませんが、「money lei」でググッてみてください、目から鱗の芸術性に富んだものもありますよ~。 私はやはり花派ですが。
花製もキャンディ製もお札製も、たいていは親が作ったり親戚の人が作ってくれたり。 花、その辺に有り余るほど咲いていますからね~。 でも私はもっぱら花屋にオーダー派。・・・というのも、当日摘んだ花を水に入れて、作る前も作ったあとも式の寸前まで冷蔵庫に保存で、料理嫌いの我が家の冷蔵庫は狭いし・・・それに式の当日バタバタするのは目に見えていますので、行動がのろい私は何か作るのであれば、事前に余裕を持ってでないと気ばかりが焦って手が動かない性分なのです・・・。
この島の卒業式、アメリカ式卒業ガウンも着ますが、島の伝統として頭には花の冠、首にはレイを着けます。
↓上の娘の高校卒業の時のもの。これが冠。
たくさん頂くと、埋もれるということを知りました。
私の父は写真を見て、どこかの部族の酋長の娘かと思った!・・・と驚いておりました・・・。
↓頂いたランのレイ。
今回は何の花で作ってもらおうかしら (*´∀`*) ❁⚛❁⚛❁❁⚛❁⚛❁
本当は白いプルメリアのものがきれいで香りもよいのですが、暑いのも手伝って傷みが進行するのが速く、花びらの縁から茶色く変色していくので、持ちの良いブーゲンビリアやラン(ランはほんの少し高価)がよく使われます。
↓そうそう、レイの他にも子供用の浮き輪なぞも着ける子もいます。
浮き輪の意味もよくわからないのですが、勝手に解釈してみました。
1. 卒業後、大海に出ていくのにはまだ青二才なので浮き輪が必要だから。
2. あまりにも多いレイを受け止めるため。
・・・本当のところは分かりません。
上の娘の時は式の間レイは2つまででしたが、今回の下の娘に至ってはレイは式が終わるまで着けてはいけないらしい。
今回ただでさえガウンが白なのに、さみし~い。
プライベートの小さな学校なので、レイに埋もれることはないのに~
by nemurijima
| 2016-05-17 11:23
| 娘達
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