人生はジンジャーブレッドのようには甘くない
2017年 12月 17日
上の娘の大学のジンジャーブレッドハウスならぬジンジャーブレッド校舎。
よく出来ています。
1800年代の半ばに建てられた歴史ある校舎。
ここでの大学生活はジンジャーブレッドのように甘くはなかったのですが、そんな娘も卒業まで残すところワンセメとなりました。
進路はまだ結果待ちのもの、これからアプライするところもあり、全部駄目だった時はどうするかという不安もあり、冬休みと言えども心休まらず。
アメリカの教育は自由そうなイメージがあるけれど、自由な世界というのは全て自分次第、厳しい世界です。
小学校からハ〜っと一息つく暇もなくずっと真剣勝負で、それを見てきたものとしては、もう十分がんばってるからちょっと人生を楽しむ余裕も持ちなさい~と思うのですが、最前線で戦っている娘達にしてみれば、剣を休めることは降参を意味することなのかもしれません。
決して大げさなわけでなく、そんな世界なのです。
そんな世界だからこそ、芯のある人に成長して欲しい。
人と自分を比べるところから不幸は始まる、と私は思っています。
あらゆる情報とエセ常識、ソーシャルメディアの氾濫する中、自分というものを見失わずに大切なものとそうでないものを見極め、自分の芯になるものを作り上げて行くことが大事だと思います。
目標を高く掲げても、芯のない人間では人生の本末転倒です。
分かってはいるのですが、これがなかなか難しく、自分を育てる良い自尊心ではなく、自分を見失う悪い自尊心が前に出て邪魔をするのです。
ただ、上の娘は先セメを過ごした欧州で、少し何かが見えてきたようです。
21歳という年齢的なものもあるのかも。
怖いのはイノシシのように突進中の16歳になったばかりの下の娘。
全部自分で抱え込み、今日も華奢な肩を震わせております。
by nemurijima
| 2017-12-17 00:31
| 娘達
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