ビスクをやさしく包んでいたもの
2017年 07月 21日
無事に届きました~
ノースキャロライナからはるばる来てくれたMade in Japanのビスクドール、おそらくは1920~1930年代のものと思われます。
何十年もきれいなまま残った陶製のお人形については、私が欲しがったばっかりにはるばる海を渡ることになり、道中万が一壊れたりしたらお人形の神様に申し訳が立たないので、いくらジャンク価格のものでも購入をあきらめる場合がほとんどなのですが・・・
遠い昔に日本からアメリカに渡った子達が売られているのを目にすると、つい「日本人の私がもらってあげなくては!!」 という妙な使命感が芽生え、たまにお迎えすることになるのでした。(言い訳が長いですなぁ)
古いお人形専門の売主さんのようで、梱包が完璧でした。
8インチサイズと小さいお人形なのに箱が大きい~
ということはちゃんと梱包されているということ。
たっぷりのピンクの発泡スチロールの緩衝材の中、プチプチ梱包材でぐるんぐるん巻きのお人形~
発泡スチロールの緩衝材はひと昔前はマシュマロみたいな形だったのに、今はこのS形のものが主流のようです。
ちなみに発泡スチロールは英語でstyrofoam(発音的にはスタイラフォム)といい、パッキング用に箱の中にバラバラっと入れる発泡スチロールの緩衝材のことはスタイラフォム ピーナッツ(ピーナッツの殻の形に似てるからかな?)、パッキング ピーナッツ、スタイラフォム ポップコーン、ただのfoam、foamピーナッツ・・・と、いろんな言い方があります。
プチプチはAir Bubble Sheet (エア バブル シート)とかエア バブル ラップと言います。(エアはつけてもつけなくてもよい)
このプチプチという日本の呼び名は電子レンジのチンと同じでとっても面白いですよね。
さて長ーいプチプチシートをはがしますと、今度はアメリカのギフトラッピング用ティシューで巻き巻きされていました。
女子のテンションを上げるピンクのティシューがふんだんに使われています。
それをアンラップしたところ次は・・・
おや?
いや、違う、これは!
おおっ、紙おむつ!
(中央の黄ばんで見えるラインはモイスチャー・インディケーター/おしっこお知らせラインです。おしっこするとこのラインがブルーとかに変わるんですよ~)
紙おむつは留めるところも付いているし、分厚いしサラサラしてるし清潔だし、ビスクちゃんの赤ちゃんのような壊れやすいお肌を包むにはピッタリで、グッドアイディア!
しかし日本だとお客さんが嫌がる可能性アリで、あり得ないかも(>∀<)ヒャヒャヒャ
ユーモアの許されるアメリカです。
でも本当は紙おむつって、水分吸収した時に1番プクプクのデブデブになるので、乾いた状態では分厚さも半減なんですが。
JAPANビスクちゃん、とにかくお疲れさま!
by nemurijima
| 2017-07-21 02:25
| Bisque/ビスク
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